工具箱蝶番
工具箱蝶番は、工具箱の蓋と本体をつないでいる部品です。「蝶番(ちょうつがい)」は「丁番(ちょうばん)」や「ヒンジ」と呼ばれることもありますが意味は同じで、全て同様の部品を指している言葉です。
工具箱蝶番の役割と構造
工具箱蝶番は工具箱の蓋と本体をつないでいるだけではなく、蓋を開閉するときの可動軸の役割があります。蝶番は2枚の金属板を1本の回転軸でつないでおり、金属板をそれぞれ工具箱と蓋に固定することで軸を中心に金属板が回転し、蓋の開閉をスムーズにしているのです。
蝶番は使用過程で固定ネジの緩み、回転軸の変形、錆の発生といった不具合が起こることがあります。固定ネジの締め付けや給油を定期的に行ったり蓋の開閉を丁寧に行ったりすることで長く使用できますが、著しく劣化して蓋の開閉が正常に行えない場合は交換しましょう。
工具箱蝶番の種類
ヤマダボディーワークスでは平蝶番という2枚の金属板を1本の軸でつないだオーソドックスな形状をした蝶番と、片巻蝶番(旗蝶番)という金属板が蓋側と工具箱本体側で分かれている蝶番を販売しています。片巻蝶番は、抜き差しが出来る蝶番ですので、脱着式の扉を制作したい場合に最適です。
金属板にネジ穴がない蝶番とネジ穴が開いている蝶番があり、穴がない蝶番は基本的に溶接して取り付けます。穴開け加工を行うことでネジで取り付けることも可能ですが、木製工具箱のような溶接ができない工具箱にはネジ穴が開いている蝶番がおすすめです。
工具箱や物入、扉をオリジナルで作りたい、工具箱を修理したいなどの場合は仕様やサイズ、素材、右用・左用といった、特徴の異なる多くの蝶番を用意しているため、目的にあったものをお選びください。
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