泥除けゴム
泥除けゴムは、走行時に巻き上げる泥や砂利、雨水からトラックのボディを守るパーツです。泥除けは消耗品なので、定期的な交換が必要です。
トラック泥除けゴムを装着するメリット
トラックの泥除けゴムは、一般にEVAという素材で出来ております。EVAとは、Ethylene-Vinyl Acetate エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂の略称で、柔軟性と弾力性を持った素材です。ゴムに似た性質で、寒くなっても硬くなりにくいという特徴もあります。また水分に強く、耐光性(主に紫外線の影響)にも優れているので、トラックの泥除けゴムとしてうってつけの素材と言えます。
トラックの泥除けゴムには、キズや汚れからボディを守る役割があります。 トラックは、走行中に道路に転がっている小石やホコリ、泥などを跳ね上げます。また路面に溜まった雨水も、走行中にタイヤで巻き上げられてフェンダーだけでは防げません。これらはボディが汚れたり、長期間になると荷台下部の腐食の原因になりますが、泥除けゴムを装着することで防ぐことができます。
泥除けゴムは装着が義務付けられているものではなく、未装着でも車検は通せますが、愛車を守るためにも装着することがおすすめです。
泥除けゴムの取り付け方と注意点
泥除けゴムは、経年劣化や走行中の破損などで本来の性能を発揮できなくなるので、定期的な交換が必要です。
泥除けゴムは基本的に泥除けステーにボルトで取り付けられています。 交換の際には、まず既設の泥除けゴムを取り外してから、新しい泥除けゴムを泥除けステーの幅に合わせてカットします。次に、泥除けステーに開いているボルト穴に合わせて、新しい泥除けゴムにボルト用の穴を開けます。 最後はボルトで泥除けステーに泥除けゴムを取付けて完成です。この時、ボルトにサビ等の腐食が見られる場合は、ボルトも一緒に交換しましょう。
泥除けゴムは、フェンダーに直接取り付けたり、フェンダーの後ろの巻き込み防止の延長ステーに取り付けたりする場合もあります。この場合、フェンダーや延長ステーに長い鉄やステンレスの板で、泥除けゴムを挟み込むようにしてボルトで固定します。挟み込む板は、端の部分が接触して泥除けゴムが切れやすくなりますので、外側に軽く曲げておくなどの注意が必要です。