木製工具箱
木製工具箱は文字通り、木で作られた工具箱です。トラックの工具箱は金属製が使われることが一般的ですが、木製の工具箱も存在します。木製工具箱の特徴やメリットをご紹介します。
木製工具箱の素材にはラワン材を使用
木製工具箱の素材には、建築材や家具材に多く使われているラワン材を使用しています。ラワン材とは熱帯産の木材のことで、木目がはっきりとしていない、表面にざらついた感触がある木材です。
ラワン材は木材なので水に弱かったり、虫が出やすかったりといったデメリットがありますが、表面にニス塗りを行うことで防虫、防腐、撥水効果を得られるため長期的な使用が可能です。ヤマダボディーワークスの木製工具箱は全て表面がニス塗装済みなので、購入してそのまま設置できます。
木製工具箱は、天然の素材を使用しております。木は生きているので、湿気が多い梅雨時は大きく、乾燥した冬には小さくなるという特徴があります。特に冬は、工具箱の板と板の間にすき間が出来る場合がありますが、不良ではなく自然の現象ですのでご理解ください。
トラックのボディ業界では、木製工具箱は業界が始まった頃から利用されてきました。近年、軽くて錆びに強く製造し易いステンレス製工具箱におされて、木製工具箱はほとんど生産されなくなりました。ですがヤマダボディーワークスでは、まだ販売しております。
木製工具箱の特徴とサイズ
木製工具箱の重量は素材の板厚が20mmあるため、ステンレスやFRPのような軽い素材と比較すると若干重くなります。しかし木製工具箱の価格は比較的安く、鉄製と同等の金額のため大きいサイズでも購入しやすくなっています。
ヤマダボディーワークスで販売している木製工具箱は「700×350×350mm(長さ×奥行×高さ)」「800×400×400」「900×450×450」の3パターンのサイズがあり、横幅が長いのが特徴です。
金属製には無い暖かみのある素材の工具箱を使いたい人や、積雪地域で塩害による錆に悩む人におすすめです。