シャーシスペーサー
シャーシスペーサーは、シャーシUボルトを締め付ける際に、シャーシにかかる負荷を軽減する緩衝材です。また荷台の腰上げ(荷台の位置を高くする事です)をして、フェンダーなどを見え易くする高さ調整の用途にも使用されます。縦根太とシャーシの間に挟み込んで使用します。
シャーシスペーサーは大事な緩衝材
シャーシスペーサーは、縦根太とシャーシの間に挟みこむ緩衝材です。シャーシUボルトを締め付けた際の負荷を減らし、シャーシの変形を防ぐことができます。
シャーシUボルトを取り付ける際には、緩まないようにしっかり締めつける必要があります。しかし、シャーシスペーサーを挟まない状態で締め付けると、その強力なトルクによってシャーシ自体が変形してしまうことがあります。
シャーシが変形すると、シャーシUボルトに過度な負荷がかかり、ボルトの破損や荷台の傾きなどが起こるおそれがあります。
シャーシスペーサーには様々なタイプがある
シャーシスペーサーの材質には廃プラが多く利用されていますが、ポリエチレン樹脂製や塩ビ、布入りゴム製の製品もあります。
リベットの頭が出ているシャーシには、リベット溝付きのシャーシスペーサーを使用します。
三菱ふそうのトラックのように、シャーシにリベットの頭が出ていない場合は、布入りベルトスペーサーを使用します。布入りベルトスペーサーは、リベットの頭が出ている部分だけをホルソーなどでくり貫いて使用する場合もあります。
荷台の高さ調整をしたい場合は、一般に長さがL=2500mmのハイスペーサーを使用します。緩衝材用途としては、一般にベルトスペーサーを使用します。
またUボルトを締めた時に、シャーシの曲りや潰れを防ぐ緩衝材としてのディスタンスピースもあります。
ヤマダボディーワークスでは、廃プラ製のハイスペーサーを中心に幅や厚み、材質の違う商品を多数取り揃えており、様々な車種や仕様に対応が可能です。



