フロアーフック(床フック)
床フック(フロアーフック)は、一般的には荷台の床に左右均等に取り付け、荷物を固定するロープやベルト、フックを引っかけるためのパーツです。
床フックの取り付け方法
床フック取り付けの際は、床板をくり抜き横根太の中心に固定する為、必ず横根太のある場所に設置します。以下は、木製の横根太を対象としてご説明させて頂きます。
先ず荷台の床板を床フックのへこんだ部分(お皿の底面)が収まる形にくり抜き横根太が見える状態にしておきます。床板をくり抜く際に、横根太を一緒に切らないように注意して下さい。
次に床フックを設置した際に床面とフラットになるように、横根太をノミなどで均一に少し削ります。この作業は、床フックと床板の厚みにより、横根太を削る深さが違ってきます(削らなくて良い場合もあります)。床フックのお皿の縁の部分を床板になぞり、縁の部分が床面より軽くへこむようにグラインダーなどで均一に削ります。
最後に、床フックの穴の仕様に合わせて横根太に穴を開けボルトで固定します。木製の横根太は、水分により収縮しますので、ボルトは厚い座金とダブルナットで固定したほうが良いでしょう。また床フックを、オスメスの床板に対して設置する際は、床フックの下に補強鉄板を敷きませんと床板が下に落ちてしまいますのでご注意ください。
上記の様に床フック取り付けは難易度が高く、床フック以外の部品が必要だったり補強の為に溶接をする場合があるので、専門の業者様に依頼するのが賢明です。
床フックの特徴と種類
床フックの特徴は、使用していない時は床面より出っ張らず、荷物の積み下ろしや荷台内の作業の邪魔にならないことです。
床フックは、荷台の幅に十分収まり重心が低い荷物をラチェット式のベルトなどで固定する場合に向いております。具体的には、配管や単管パイプなどの長尺物や重ねたパレットや板材などの固定に床フックは最適です。逆に鳥居に掛けなければいけないような長尺の荷物や、アオリ幅いっぱいの荷物の固定には不向きです。
ヤマダボディーワークスでは、2t車用から4t車用、大型車用までトラックのサイズや床板の厚みに応じた床フックを取り扱っております。また押え金が厚いタイプがあり、重量物での使用に向いております。ただし2t車用で押え金が厚いタイプは、床面より押さ金が出っ張るため設置後に荷物を傷つける恐れがありますのでご注意ください。「ツバ付型」と「ツバ切型」がある商品は、トラックの荷台の内幅を広く使いたい場合に「ツバ切型」をお使いください。
またサイズによりステンレス製の床フックもご用意しておりますので、サビをなるべく避けたい仕様のトラックにお使いください。
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