高圧ガス看板
タンクローリーなどの車両で高圧ガスを輸送する時は、見やすい箇所に標識を設置しなければいけません。高圧ガス看板は大きさや文字の配色などが厳密に決められていますが、基準を超えない範囲で様々なタイプが販売されています。
高圧ガス標識を設置する基準
高圧ガス標識は、周囲の車に対して危険を知らせて未然に事故を防ぐ目的があるため、細かな基準が設けられています。「一般高圧ガス保安規則 関係例示基準 1-4-1,2」によると、大きさについては、車幅の30%以上の横幅と横寸法の20%以上の縦幅が必要となります。また正方形の場合その面積を 600c㎡以上とするとなっております。
具体的には以下の様な基準となります。
- 小型車両(車幅1.70m以下)・・・高圧ガス標識サイズ:110×510mm
- 大型車両(車幅1.98m未満)・・・高圧ガス標識サイズ:120×600mm
- それ以上(車幅1.98m以上)・・・高圧ガス標識サイズ:150×750mm
- すべての車両・・・・・・・・・・高圧ガス標識サイズ:300×300mm
また、文字は蛍光黄色で下地は黒と決まっており、常に見やすい状態にしておかなければいけません。常に雨風に晒される標識は劣化して見にくくなることもあるため、不具合が見つかったらすぐに交換しましょう。
高圧ガス標識の種類
高圧ガス標識の設置は、一部のガスを輸送する場合、内容積25リットル以下の容器で合計50リットル以下であれば除外されるなどの規定があります。しかしそれ以外は、基本的に1回の運搬でも標識を設置しなければいけません。
高圧ガス標識には鉄製の「看板タイプ」や「ステッカータイプ」があります。また、大きさの基準により横長タイプが多くなっていますが、中には正方形の標識もあります。取り付ける車両の大きさや基準を考慮して選ぶようにしましょう。
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