サイドランプ・バックランプ

サイドランプ・バックランプとは

サイドランプは路肩灯（タイヤ灯）や補助方向指示器（サイドフラッシャ）を指し、バックランプは後退灯を指します。

後退時に車両後方を白色に照らすバックランプや、車両側面に取り付けられているウインカー（サイドフラッシャ）は乗用車にも取り付けられている一般的な灯火類です。

路肩灯はトラックの後輪付近に付いており、車両の斜め後ろを照らすライトのことです。トラックは全長が長いものほど旋回時の内輪差（前輪と後輪が通る位置の差）が大きくなりますが、夜間は後輪を目視で確認しづらいため歩行者などにその存在を認識させづらかったり、縁石などの障害物を見落としたりする場合があります。路肩灯を取り付けることで、巻き込み事故の防止になります。

サイドランプ・バックランプには法令が絡むので注意

サイドランプやバックランプといった車両の灯火類には法令が絡むので、取り付け方法や整備不良に注意が必要です。灯火類は、「明るさ」「灯光の色」「照明部の面積」「個数」「取り付け位置」などが法令によって細かく決められているため、法令に適合する灯火を正しく取り付けなければいけません。

例えばバックランプは、重要保安部品に含まれ、保安基準により以下のような条件が定められております。長さが6mを超えるトラックの場合は、個数が2個もしくは4個で左右対称に取り付けられて灯光の色が白と定められ、ECE規格認証取得品であることです。バックランプに、違う色のランプを取り付けるといった行為などは法令違反となります。サイドランプやバックランプは、保安基準に従って取り付けを行ってください。

整備不良車両の運転は法令で禁止されているため、サイドランプやバックランプなどの灯火が電球切れや破損した状態で乗り続けていると罰則を受けることがあります。灯火類の異常に気が付いたら、速やかに修理・交換を行いましょう。