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ラッシングレール

ラッシングレールは、ラッシングベルトやラッシングビームを取り付ける装置の土台です。ベルトやビームと合わせて使うことで、貨物の固定や転倒防止効果が得られます。

ラッシングレールの設置で貨物の固定や転倒を防止

ラッシングレールとは、ウイングボディやバンボディの荷台に取り付ける、貨物の固定や転倒防止装置の一部です。ラッシングレールには、ラッシングベルトやラッシングビームを取り付けて使用します。

ラッシングレールの主な役割は、荷台に乗せた貨物を固定したり走行中に転倒させないことです。

取り付け方法は、ウイングボディやバンボディの躯体(骨や柱)に対してラッシングレールにある穴に沿ってリベットで固定します。一般的には、内装材のベニヤ(合板)を切断してラッシングベルトやラッシングビームの取り付け面だけを出して、埋め込んで設置します。

このような形でラッシングレールは、後付けも可能です。しかし保冷車や冷凍車の場合は、ホディを構成するサンドイッチパネルの表面材が0.8mm程度のアルミ材の為、壁面に直接ラッシングレールを設置してもベルトの引っ張りでレールが壁からむしり取れてしまいます。

新車製造時は、パネルの表面材と断熱材の間に補強鉄板を埋め込んで、その補強鉄板の位置にラッシングレールを設置するのが一般的です。後付けの場合は、ラッシングホルダーというアルミの補強板をパネル面に設置してその補強板と一緒にラッシングレールを設置する事で、面で支えて強度を出す方式を取ります。

取り付ける際は、高さやラッシングベルトの先端金具(端末金具)の穴の位置を左右対称にしましょう。左右が大きくずれると使い勝手が悪くなるほか、斜めになって最悪ラッシングビームを取り付けられなくなってしまいます。

ラッシングレールは材質や形状に種類がある

ヤマダボディーワークスで取り扱っているラッシングレールには、複数の種類があります。 形状に関しては、以下の3種類に分けることができます。

  • 標準のラッシングレール(縦に使用するタイプ)
  • クロスレール(縦でも横でも使えるタイプ)
  • 床埋め込み用(床枠に設置するタイプ)

また、素材に関しては以下の3種類があります。

  • 鉄製
  • ステンレス
  • アルミ

その他にも「取付用の穴があるタイプ」「取付用の穴がないタイプ」といった細かな違いもあるので、選定時にはよく確認しましょう。

ラッシングレールの穴は、ラッシングベルトやラッシングビームのワンピース金具という規格の先端金具(端末金具)が入るようになっております。どの種類のラッシングレールも、一般的なワンピース金具に対応しております。

またラッシングレールは金属なので、むき出しのまま搬入口に設置してしまうと人や貨物を傷つける危険性があります。そのような場合、PP樹脂で作られたラッシングレールエンドカバーを使いましょう。

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